肝臓の働き
ヒトの体で最も大きい臓器で、体重の約50分の1を占めている肝臓。
主な働きは3つあります。
1つ目は、私たちの体に必要な蛋白の合成・栄養の貯蔵。
2つ目は、有害物質の解毒・分解。
3つ目が、食べ物の消化に必要な胆汁の合成・分泌です。
私たちが食べたものは胃や腸で吸収されやすい形に変えられた後、肝臓へ送られます。
肝臓でいろいろな成分に加工されると、動脈を通って必要な場所に配られていきます。
例えば、食事などからとった糖質は、グリコーゲンとして肝臓に蓄えられ、夜間にエネルギー源として血中に放出されます。利用されて不要になった老廃物は、今度は静脈を通って肝臓へ戻され胆汁へ排泄されます。その老廃物の一部は再び吸収されて肝臓で再利用されます。
このように肝臓は栄養素の生産、リサイクルの中心となっています。